日焼け防止の対策は年中必要であることは基本ですが、本格的に日焼け対策をする季節になってきました。下記の表のように4月からぐっと紫外線が強くなります。保育園に自転車で送迎するママさん、おすすめグッズをご紹介します。
紫外線の年間推移
🔻日最大UVインデックス(解析値)の年間推移グラフ(2023、東京)国土交通省 気象庁より
日差しは4月から増加し始めます。一年中、紫外線対策は必要ですが、春からはしっかりと日焼け対策が必要になります。
紫外線の肌への影響
紫外線が肌に悪い影響をあたえることは知られていますが、「UVA」=紫外線A波、「UVB」=紫外線B波によって、それぞれ肌や身体に与える影響が少し違います。
UVAが肌に与える影響とは
- 肌の黒化
- シワ・タルミなどの促進
紫外線A波(UVA)がシミやしわの発生に大きく関わっていることがわかってきました。
波長が長い紫外線A波(UVA)は、肌の奥深くまで到達し、じわじわと肌に様々な影響を及ぼします。
コラーゲンを変性させ、これがしわなどの原因になっていくなど、長い時間をかけ、気付かない間に肌に悪影響を及ぼしていたのです。
しかも紫外線A波(UVA)は、オゾン層を通り抜けやすく、常時、紫外線B波(UVB)の20倍以上も地上に降り注いでいます。
雲や窓ガラスを通り抜けやすいという性質を持っているので、曇りの日も日当たりの良い家の中でも対策が必要です。
UVBが肌に与える影響とは
- 肌の炎症
- シミ・ソバカスの生成
長時間の日光浴で肌が真っ赤に焼けたり、水膨れができたり…。このように肌が赤くなる日やけ(サンバーン)の主な原因となるのが紫外線B波(UVB)です。
UVBはエネルギーが強く、肌表面の細胞を傷つけたり、炎症を起こすので、皮膚ガンやシミの原因になります。
ただし、波長が短い分、紫外線A波(UVA)に比べるとオゾン層や上空の雲に阻まれ、地上に到達する量は全紫外線量の約10%と少量です。
日常生活の中で、例えば日傘を使うなど、極力直射日光に当たらないように心がけることだけで、ある程度防御することができます。
日焼け止めの表示の意味は?
日焼け止めのパッケージで見かける「SPF」と「PA」「+」という表示。これはUV-A、UV-Bそれぞれから肌をどのくらい守ってくれるのか、数値等で表したものです。では、「SPF」と「PA」の意味するものとはなんでしょうか?
■SPF
SPFとは、「Sun Protection Factor」の略で、UV−Bに対する防止効果を示すものです。SPFの数値は、日焼け止め化粧品を塗った場合、塗らない場合に比べて何倍の紫外線を当てると、翌日に肌がかすかに赤くなるかを示しています。SPFは2〜50、さらに50以上の場合は「50+」と表示され、数値が大きいほどその防止力が高まります。
■PA
PAとは、「Protection Grade of UVA」の略。こちらはUV-Aに対する防止効果を示すものです。PAは「PA+」〜「PA++++」の4段階で表示され、「+」が多いほど防止力が高まります。
「SPFもPAも数値が高いものを選んでおけば安心でしょ?」と思うかもしれませんが、それはちょっと待って。日焼け止め選びで大切なのは「どのくらいの時間、紫外線を浴びることになるか」ということ。「面倒だから数値の高いものに…」というのはあまりいただけません。特に乾燥肌や敏感肌の方が、数値だけで日焼け止めを選ぶと肌に余計な負担がかかり、肌トラブルを引き起こすモトになります。日焼け止め選びに大切なのは「TPO」を考えることなのです。
日焼け止めを朝塗れば紫外線対策は大丈夫?
「朝たっぷり日焼け止めを塗ったから、これで安心!」「今日はほとんど室内で過ごすし、持ち歩くのも面倒だし…」なんて紫外線を甘く見てはいけません! たとえたっぷり日焼け止めを塗っても汗をかけば落ちてしまいますし、室内で過ごしていたとしても、窓から差し込む日差しで日焼けしてしまうこともあるのです。紫外線をしっかり防ぐために、日焼け止めの塗り直しは重要。
まずはその日1日、どのくらいの時間紫外線を浴びることになるかを考えて、外出先ではご自身が塗り直しやすいと思う日焼け止めを携帯し、数時間おきに塗り直してください。特に紫外線が強い日、汗をかく時などは、よりこまめな塗り直しをおすすめします。ちなみに、朝、日焼け止めを塗るのは外出の15〜20分前がベスト。少し時間を置いてからお出かけしたほうが肌への定着率が高まります。
<目からの紫外線も日焼けの原因につながるって本当?>
目から紫外線が入ることも日焼けの一因になります。なぜなら、目に強い紫外線が入ると脳は防御反応を示して、体内にメラニン色素をつくるよう命令を出してしまうからです。紫外線は角膜にもダメージを与え、痛みや充血などの原因になります。顔や体、髪だけでなく、日差しが特に強い現代は、目もサングラスでしっかりガードをしてくださいね。
日焼け止めクリームを選ぶポイント
まずは、一年中必要な日焼け止めクリーム
選ぶポイントは、SPF,PA値とクリームかジェルかスプレーかの形状の選択。そして、もう一つ、成分によるものです。
紫外線防止剤には紫外線吸収剤と紫外線散乱剤があります。
紫外線吸収剤は紫外線を吸収して、熱や赤外線などのエネルギーに変化させて放出することで、紫外線が皮膚に届かないようにします。肌の上で化学反応を起こすため、肌が敏感な方や体質によっては刺激となることがあります。日本で販売されている紫外線吸収剤は安全性が確認されているものになります。
紫外線散乱剤は紫外線を反射させ散乱させることで皮膚に紫外線が届くのを防ぎます。吸収剤よりも肌への負担が少ないですが、白く見えやすい、肌が軋みやすいというデメリットもあります。
子供や敏感肌の日焼け止めが白っぽくなることが多いのは、紫外線吸収剤を使用せず、散乱剤を使用しているためです。
代表的な化合物を挙げておきます。
紫外線吸収剤・・・メトキシケイヒ酸オクチル
t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン
ジメチルPABAオクチルトリアゾン など
紫外線散乱剤・・・酸化チタン
酸化亜鉛
https://www.yuskin.co.jp/hadaiku/detail.html?pdid=141
必ずしも紫外線吸収剤が悪いわけではありませんが、成分表を見ながら選ぶことも大切です。ちなみに成分表は配合量が多いものから記載されています。
おすすめ日焼け防止グッズ
まずはやっぱり日焼け止めクリーム
1️⃣ドクターシーラボ 日焼け止め
2️⃣
3️⃣ABY BORN ベビーボーン Face&Body Sunscreen 日焼け止め ミルク UV ケア SPF50+/PA++++ 赤ちゃん 子供 東原亜希 30g
4️⃣自転車に乗って保育園の送り迎えは顎ひも必須。サイズのアジャストもできるものを選びたい
5️⃣ありたたみ日傘
日傘は大切。シンプルで雨にも対応できるものを選ぶのがおすすめ。
6️⃣アームカバー
肌触りが良くて、長めなのが嬉しい。ついつい面倒でつけない日もあって、今の腕のシミを見ると、もっとしっかりカバーしておけばと思ってしまいます。
7️⃣ユニクロ パーカー
やっぱりユニクロのエアリズムUVカットパーカーはとても重宝します。
まとめ
紫外線が強くなる春からの紫外線対策で、シミやシワを予防しましょう。
子供用の日焼け防止クリームなど自分で成分を確認しながら、選択できると安心できるのではないでしょうか。
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